- TOEICを頑張ったのに「就活では関係ない」と言われて悲しい
- 就活でTOEICをアピールしちゃいけないの?
そんな不安を解消します。
不安になりますよね。かつてのわたしもそうでした。
就活当時はスコア790点で周りの友人より高い方でしたが、英語が話せるわけではありません。はたして就活でアピールしていいものか。
大手企業に入社した今改めて考えると
TOEICスコアは就活にあまり関係なかったです。
たしかに「スコア」はあまり関係ないです。
でも、TOEICを一生懸命頑張ったあなたには点数以外にもアピールできるポイントがあるんです。
今回はTOEIC790点で就活して大手企業に入社したわたしが、就活でのTOEICアピール術を紹介します。
この記事の内容
- 「TOEICは就活に関係ない説」の真実
- 就活でのアピールのしかた
- TOEICを受けるタイミング
この記事を読んだあなたはきっと自信を持って自分をアピールすることができます。
今回の記事は「TOEIC L&Rと就活の関係」を取り上げます。TOEIC S&Wではありません。
目次
「TOEICは就活に関係ない」と言われる理由
「TOEICは就活に関係ない」というのは言い換えれば「スコアが高くても内定がもらえるとはかぎらない」ということです。
ではなぜ「TOEICスコアが高い = 内定が多い」とならないのでしょうか。
これには2つ理由があります。
スコアが高くても内定がもらえるとはかぎらない理由
- 理由① スコアが高くても英語を話せるとはかぎらない
- 理由② 英語力は入社後に強化するという企業の考え方
1つずつ解説します。
理由① スコアが高くても英語を話せるとはかぎらない
これまでTOEICの勉強を頑張ってきた皆さんなら、思い当たることがあるのではないでしょうか。
2019年度の内定者の平均スコアは547点*。
*(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会 元データはこちら
ということは、スコア600点で平均よりも上。700点で「英語が得意な人」として見られるでしょう。
しかしどうですか? 考えてみてください。
あなたが今TOEICスコア700点だとして、企業の面接官にこう聞かれたらなんと答えますか?
あなたは自信を持って「話せる」と答えることができるでしょうか。
わたしにはできませんでした。当時TOEIC790点だったのに、英語で自己紹介すらできなかったんです。
「自分は英会話が得意だ」と思っている人も、周りを見渡してみてください。
企業も「TOEICスコア = 英会話力」でないことを知っています。
社員の英語力を上げようと必死になっている企業も少なくありません。
そんな企業ほど、TOEICスコアだけ伸ばしても英会話力は上がらないことを痛いほどわかっているのです。
就活生が「TOEIC700点です!」と言ったら面接官は「へー、すごいね。」と思ってくれます。
でも、「よし、じゃあ採用だ!」とはならないのです。
それなら「自分の強み」を英語で話してくれるかな?
ぁ… I … like ………
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理由② 英語力は入社後に強化するという企業の考え方
現在、企業の約8割が今後のビジネスパーソンにとって英語を重要だと考えています*。
一方で、社員に英語スキルが不足していると考える企業は約7割です*。
*(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会 元データはこちら(pdf)
英語研修がある企業は多くあります。
その中でも、4~5割の企業は社外から講師を呼んで研修をしたり、通信教育やeラーニングを活用して積極的に社員の英語力アップに取り組んでいます*。
*(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会 元データはこちら(pdf)
TOEICスコアが就活に関係なくてもアピールすべき理由
就活でのTOEICアピール術
- アピール術① 努力をアピールする
- アピール術② 意欲をアピールする
1つずつ説明します。
アピール術① 「努力できる人間です」
あなたはTOEICスコアを上げるためにどのくらい勉強したのでしょうか?
毎日コツコツ勉強しましたか? あるいは、短期間にガッツリ勉強しましたか?
いずれにしても、スコアアップは簡単なことではありません。
特に点数が100点以上も伸びたのなら、相当な努力をしてきたのでしょう。
その努力の過程をアピールすればいいんです。
努力アピール例①
テーマ「学生時代に頑張ったこと」
- 学生時代に頑張ったことはTOEICの勉強
- 最初に受けたときは××点だった
- そこから毎日○時間勉強し○ヶ月後には○○点アップした
- 入社してからもコツコツ努力して目標を達成していきたい
努力アピール例②
テーマ「自分の強み」
- 強みは課題解決力があること
- TOEIC○○点が目標だったが当時は××点だった
- 自分の弱みを分析すると文法問題が苦手であることがわかった
- 文法の勉強を毎日○時間続けついに目標のスコア○○点をクリアした
- 入社して困難にぶつかってもしっかりと弱点を分析し解決していきたい
いかがでしょうか。なんとなくイメージできましたか?
頑張ってきたことや強みをアピールしたいとき、エピソードの1つとしてTOEICを盛り込めばいいのです。
アピールできること
- 毎日継続して努力できる
- 目標を達成のために手段を模索できる
- 課題を分析して解決できる
こういったことをどんどん面接官にアピールしていきましょう。
アピール術② 「意欲があります」
面接官は、既に能力が高い人よりも意欲がありぐんぐん成長していきそうな学生に期待します。
TOEICを勉強してきた皆さんは、海外に興味があったり自分を高めることが好きだったりと意欲が高いのではないでしょうか。
意欲アピール例①
テーマ「海外事業への興味は?」
- 海外向けの事業にも積極的に関わっていきたい
- 海外に興味をもったきっかけは○○
- 英語は苦手だったが海外向けプロジェクトをするためにTOEICの勉強も始めた
- これからも海外に通用する社会人になるために自分を磨きたい
意欲アピール例①
テーマ「うちは学ぶことが多いけど大丈夫?」
- 新しいことを学んだり自分のスキルを高めるために努力するのが好き
- TOEICでは毎日コツコツ勉強し○ヶ月で○○点アップした
- 経験のないことでも積極的に挑戦したい
入社後の意欲をアピールしたいとき、根拠の1つとしてTOEICを盛り込みます。
海外で活躍できる人になりたいから苦手な英語を克服したくてTOEICの勉強を頑張った。学ぶことが好き、例えばこれまでにもTOEICや研究では常にレベルアップを目指した。
といったぐあいです。
アピールできること
- 海外事業に興味がある
- 新しくスキルを身につけるための努力を惜しまない
- 経験のないことでも一生懸命に取り組む
あなたはどのタイプ? タイプ別アピール術
ここまでTOEICのアピール術を紹介しました。
そんな悩みを持つ方のために、あなたがどのようにアピールしていくべきか志望のタイプ別に紹介したいと思います。
自分のタイプがわかったらタイプ別アピール術を見てみてください。
【タイプ別】TOEICアピール術
タイプA:英会話に自信がある
- グローバル事業への意欲をアピール
- これまでの国際活動の経験をアピール
- TOEICスコアそのものをアピールしてもよい(900点以上)
- TOEICスコアがなくても説得力のある経験や実績があるはずなので、あえてTOEICをアピールする必要なし
タイプB:英会話に自信はないが英語を使う仕事に興味がある
- 学習意欲をアピール
- これまでの努力をアピール
- TOEIC点数に突っ込まれたら「もっともっとスコアをアップさせたい」と意欲を見せよう
タイプC:英語を使わない仕事
- 努力エピソードの1つとしてTOEICをアピール
- 英語力をアピールしすぎると面接官に「うちは英語使わないのに大丈夫? 内定出してもどうせ来てくれないでしょ?」と思われてしまうかも
エントリーシートや面接がTOEICばかりにならないように注意してください。
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TOEICを受けるのはエントリーシート提出の2ヶ月前までに
最後に、TOEICをいつまでに受ければよいかについてお話しします。
結論から言いますと、どんなに遅くてもエントリーシート提出の2ヶ月前までに受けてください。
TOEICの結果は試験日から30日以内に発送されます。
勉強期間も考えると、エントリーシート提出の半年前ごろから学習計画や試験日の調整を行うとよいです。
エントリーシートには過去最高のスコアを書いてください。必ずしも最新のスコアでなくても大丈夫です。取得した年月を書く必要はありません。
ただし企業によってはエントリーシートの中にスコアの取得年月を記載させることもあります。そのときあまりに古いスコアだとせっかく高得点でも興味を持ってもらえないかもしれません。
TOEICは定期的に受けておくことをおすすめします。
まとめ TOEICの勉強は就活でも無駄じゃないよ!
今回紹介した内容をまとめます。
まとめ
- TOEICのスコアは就活で評価されにくい。
- でもTOEICで努力と意欲をアピールできる。
- エントリーシート提出の半年前から学習計画を立てよう。
いかがでしたでしょうか。
自信がついた!
就活でどんどんアピールするぞ!
と思ってもらえれば幸いです。
もちろん、就活でアピールできるのはTOEICだけではありません。
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