- TOEIC700点は突破したから次のステップにいきたい
- 800点の壁を越えられない
- 公式問題集の活用術を知りたい
そんな人向けの記事です。
そして、次のステップにいくためには総合的な英語力を1ランク上げなければなりません。
そのためには公式問題集を活用した学習方法が効果的です。
今回は、実際にわたしが740点から855点まで点数アップさせた方法を紹介します。
この記事は既に700点を取得している人向けです。
700点未満の方は、まずは単語力とテクニックを磨きましょう。
700点は単語とテクニックで突破できます。
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目次
TOEIC公式問題集活用術の概要
前提:TOEIC公式問題集以外の学習
まず前提として、公式問題集以外にも単語と文法の学習は継続しているとします。
もちろん公式問題集を使い込むだけで点数アップはできます。
しかし、取りこぼしをなくすためにも単語と文法は継続して取り組みましょう。
既に700点以上の方はこれまで使用してきた単語帳や文法書があるはずです。
特に新しいものを購入する必要はなく、これまでどおりに続ければOK。
単語
正直何でもいいので人気の商品を紹介します。お気に入りの単語帳を何度も復習しましょう。
単語学習に最適なiKnow!という学習アプリもあります。詳しくは次の記事で紹介しています。
文法
これ1冊でかなりの力がつきます。
使い方は次の記事で詳しく紹介しているので興味のある方はのぞいてみてくださいね。
TOEIC公式問題集活用術の5ステップ
- テストを解く
- 解説を熟読する
- 徹底的に復習する(リスニング編)
- 徹底的に復習する(リーディング編)
- もう一度すべて解く
1つずつ解説します。
公式問題集活用術①:テストを解く
問題集は以下の手順で解いてください。
- 制限時間内にすべて解く
- 時間内に解き終わらなかった問題をじっくり解く
- 答え合わせをする
②の段階では、必ず答えを出すところまでしっかり取り組んで下さい。
そうすることで、間違った場合に原因分析がしやすくなります。
公式問題集には正答率と点数の目安が載っていますので、それを参考に点数を出してみましょう。
点数を記録しておくと自分の成長過程がわかるのでモチベーションが上がります。
公式問題集活用術②:解説を熟読する
解説はすべて理解できるまで熟読してください。
正解した問題の解説も一度は必ず目をとおしましょう。
間違った認識をしているかもしれないからです。
知らない単語や文法は必ずノートにメモし、定着するまで復習してください。
公式問題集の単語をまとめるだけで市販されている単語帳と同じくらいのボリュームになります。
しかも自分が苦手とする単語ばかりを集めたオリジナル単語帳になるので効率良く学習できます。
公式問題集活用術③:徹底的に復習する(リスニング編)
問題を解いて解説を読んだら、徹底的に復習します。
まずはリスニング編から説明します。
具体的には以下の手順で学習してください。
- 聞く
- 真似して音読
- オーバーラッピング
- シャドウイング
- ディクテーション
- 暗記
このサイクルを1問ずつ丁寧に行います。
1つずつ説明していきます。
リスニング徹底復習① 聞く
「聞く」と言ってもボーっと聞き流してはいけません。
スクリプトを見ながら、単語すべてが聞こえるようになるまで聞き込んでください。
英語は前後の単語を繋げて発音することがあります。
例えば・・・
「set up an appointment」 (アポを取る)は
「セラパナポイントメン」と聞こえます(笑)
「セットアップアンアポイントメント」とは聞こえません。
英語の音になれないと、単語や文法がわかっていても聞き取れないのです。
しっかりと集中して聞き、英語の音に慣れてください。
リスニング徹底復習② 真似して音読
音声を真似して音読します。
自分で言えるようになれば聞き取ることもできるからです。
ポイントは英文の意味を理解しながら音読することです。
TOEICリスニングは同じような文章パターンが多いです。
あるあるパターンを覚えることで理解しやすくなります。
音読するだけだと間違っても気づきにくいので、声を録音するとさらに効果が期待できます。
リスニング徹底復習③ オーバーラッピング
オーバーラッピングとは、CD音声を聞きながら同じタイミングで音読することです。
スクリプトは見てください。
英語独特の抑揚やアクセントもそっくりそのまま真似するつもりで話しましょう。
話せば話すほど定着します。
リスニング徹底復習④ シャドウイング
シャドウイングとは、CD音声を聞きながら少し遅れて音読することです。
このときスクリプトは見ません。
スクリプトを見ないため、これまで聞き取れていたつもりになっていたものを洗い出します。
最初は難しく感じると思いますが、ステップアップするために必要な訓練です。
辛抱強く繰り返してください。
リスニング徹底復習⑤ ディクテーション
シャドウイングまでできれば聞き取りの訓練は完了です。
最後にディクテーションで、聞き取りの精度を確認しましょう。
ディクテーションとはCD音声のスクリプトを書くことです。
ノートに書いてもいいですし、パソコンやスマートフォンを使用しても構いません。
ディクテーションでは文法を学ぶこともできます。
文法が理解できれば、多少聞き取れなくても前後の単語から内容を推測することができるようになります。
リスニング徹底復習⑥ 暗記
リスニング復習の総仕上げは「暗記」です。
先ほども言いましたが、TOEICにはあるあるパターンがあります。
例えば・・・
- 会話の場所がお店 → 商品の質問や欠陥の話
- 会話の場所が空港 → チケットの予約は空席照会の話
- 話の内容がニュース → 新しいお店やサービスの紹介
暗記して「あるあるパターン」を蓄積すると、始めて聞く会話でも対応できるようになります。
会話の最初に「あぁ、そのパターンね」とわかれば内容の検討をつけながら聞くことができるのです。
公式問題集活用術④:徹底的に復習する(リーディング編)
リスニングとリーディングの学習はどちらを先にやっても問題ありません。
ですが、リスニングを先に学習することをおすすめします。
先にネタバレしますと、リーディングの復習にも音読を行います。
ある程度英語の音に慣れてから音読に進むのが良いでしょう。
リーディングは以下の手順で復習をします。
- 音読
- 暗記
このサイクルを1問ずつ丁寧に行います。
1つずつ説明します。
リーディング徹底復習① 音読
リーディングの問題をすべて音読します。
リスニング音読と同じように、意味を理解しながら音読するようにしましょう。
意味がわからないもの単語があってもそのまま読み進めてください。
1つの文章をすべて読み終わってから単語の意味を確認します。
そうすることで、知らない単語が出たときに前後の文脈から推測して文を読み進める癖がつきます。
リーディング徹底復習② 暗記
リスニングを同じように、リーディング復習の総仕上げは「暗記」です。
リーディングにもTOEICのあるあるパターンがあります。
例えば・・・
- 広告 → 割引商品や期限
- メール → メールの送信理由や依頼内容
- ニュース記事 → 企業のキャンペーン情報や新しい商品
暗記して「あるあるパターン」を蓄積し、始めて読む英文でも対応できるようにしましょう。
公式問題集活用術⑤:問題をもう一度解く
ここまできたらあと少しです。
最後にもう一度公式問題集の同じ問題を解いてみましょう。
ここまでリスニングとリーディングの復習をしてきたなら満点ををることができるでしょう。
間違えた問題はもう一度徹底的に復習をして、必ず定着させるようにしてください。
まとめ
今回は、TOEIC850点突破のための公式問題集の取り組み方を紹介しました。
公式問題集の活用術
- テストを解く
- 解説を熟読する
- 徹底的に復習する(リスニング編)
- 徹底的に復習する(リーディング編)
- もう一度すべて解く
しっかりやり込めば、1テストに2ヶ月ほどかかります。
しかし、2テストも取り組めば点数アップが期待できます。
2テストは公式問題集1冊分です。
何冊も参考書を購入する必要はありません。